ごあいさつ
健全な森林整備を通じて
私たち磐城林業協同組合は、主に磐城流域（浜通り）の国有林の森林整備事業を行っていた林業会社が集まり平成10年に設立されました。
現在の森林・林業・木材産業の情勢は、戦後の拡大造林政策により植林されたスギ・ヒノキ等が成長し、人工林の半数は10齢級（46年生）以上となり、森林蓄積は49億㎥に達するなど森林資源の本格的な利用期が到来しており、主伐・再造林による森林の更新が本格的に動き出しています。それでも日本の木材自給率は30％台と低い状況であり、木材資源を有効に活用することが重要な課題になっています。
そのような中、私たちは植林や下刈・除伐・つる切などの保育作業、間伐・主伐などの木材生産作業を、確かな技術と最新の高性能林業機械をもって安全で効率的な作業を行い、後世に残る健全な森づくりに取り組んでいます。また震災後は森林の除染等実証事業にも参画し、福島県の復興の一翼も担っています。
私たちは今後とも森林整備をすることで福島県の復興、地球温暖化の防止などの森林が有する多面的機能の維持に貢献していきたいと考えています。
理事長 平子作麿
